でんさいとは、電子記録債権のことで従来の手形や売掛金などを電子的に記録・管理されたもののことを指し、近年中小企業を中心に急速に広がっています。でんさいは、全てネット上で行われるので、手形に比べて紛失などの危険性もないうえ、手数料もあまりかからないというメリットがあります。でんさいの会計処理は、平成21年に企業会計基準委員会が電子記録債権にかかる会計処理表示についての実務上の取り扱いの指針を定めています。基本的にはこの指針に準じた会計処理や仕分けを行うことになりますが、結論から言ってしまうとこれまでの支払手形・受取手形に準じて新たな勘定科目として、電子記録債権/仕入れ金または売掛金などで使用すればよいということになっています。もともと手形取引の問題点を解消する目的で誕生したシステムなので、会計処理のベースは従来の方法と変更ありません。従来の会計処理との違いは、勘定科目に「電子記録債権売却損」などの科目を用いることがあることです。新たな勘定科目名を用いることになるので、でんさいを使用すると複雑になってしまうのでは…と心配する企業経営者の方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には誰でも2〜3回程度使用すると覚えられる程度の変更です。
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