個人事業主や中小企業などの支払いは今でも手形を使用することが少なくありません。最近はでんさいが出始めてからはそれがしだいに普及してきています。でんさいとは電子記録債権のことを言います。従来までの手形と比べるとメリットが多いのが特徴です。手形を受け取るとその現物管理をして手形の手続きを行います。印紙を貼って、ときには郵送する必要があります。でんさいを使えば印紙代や郵送料を削減できるだけでなく、無駄な作業を省いてくれます。またペーパーレス化で、盗難に遭ったり紛失したりすることがないので安全です。でんさいはパソコンやファックスから事務処理が行え迅速かつ簡単に処理が可能です。でんさいは債務者と債権者の両者が電子債権記録機関に対して発生記録を請求することで、当機関が記録原簿にデータとして書き込みを行いますが、債務者の口座から債権者の口座に債権金額が振り込まれた時点ででんさいは消滅します。このように便利なでんさいの普及率がまだ高いとは言えないのが現況です。その理由として、でんさいの認知度がまだ低いことや元々手形を利用していない企業もあり、でんさいよりもファクタリングを利用している企業も少なくありません。ファクタリングなら支払期日より前に現金化できるし、貸し倒れリスクが避けられるからです。
986,792円+送付代金=ご送金金額