でんさいは、通常の手形を電子化したようなもので、利用することでさまざまなメリットが挙げられます。違いを考慮しながら、どのようなメリットがあるのか把握したうえで利用を検討しましょう。

通常の手形との違いの1つが、電子化されたでんさいは手形の発行や振込の準備などの手間が減らせるという点です。支払いの事務作業の負担を減らせるだけではなく、手形の搬送にかかるコストを削減できます。さらに電子化されているため、印紙税がかからないというメリットも見られます。

また通常のものの場合には、振込や一括決済など複数の支払い手段があることで効率が悪くなります。一方で電子化されているでんさいは、支払い手段の一本化が可能なので効率化にもつながります。

ほかにもペーパーレス化にもなるため、環境にやさしいという特徴があげられます。そしてペーパーレスということで、紛失や盗難の心配もなくなります。通常の手形だと盗難対策でしっかりと保管する必要がありますが、電子化されていることで管理コストが削減できます。取り立て手続きの手間もかからず、期日になると指定の口座に自動的に入金されま、さまざまな手間が省けるのが、通常のものとでんさいの違いだという点を押さえておきましょう。