為替手形とは、振出人または手形の発行人が支払人に対し、受取人への金銭支払いを委託する事を記載した金銭支払委託証券です。
少々難しいので簡略化しますと、振出人である手形発行者と、お金を支払う人、そして受け取る人といった三者が関わる手形です。約束手形では二者によるやり取りですが、為替手形は三者が絡むとまずイメージしてください。
ある者が異なる者から受け取ったお金を、別の第三者へ支払うといった時、最初の者が一度お金を受け取るやり取りが入ります。その後、第三者へとお金が支払われる事となります。この一度お金を受け取るやり取りを省き、受け取らせる側が指示する形で、最初の者と支払いを受ける者にやり取りさせる、これが為替手形の基本的な仕組みです。
裏書については住所や氏名、会社名、役職などを記載してその横に印鑑を押します。印鑑を押す際には、下部の点線に重ならない事、はみ出して押さない事に注意してください。裏書で失敗した場合、大きくバツをふり中央に印鑑を押す事で裏書抹消となりますのでその下の欄に新たに裏書きを書き直せば大丈夫です。訂正が可能な場合、訂正箇所に二重線を引いて正しく記載し、二重線にやや重なる形で印鑑を押せば問題ありません。
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