満期日の前に手形割引を資金化したいときに注意が必要な点の1つが、額面全額をそのまま受け取ることができないという点です。実は満期日前に手形割引をするためには、割引手数料と取り立て手数料を考えていく必要があります。このときのポイントになるのが、手数料をどのように計算していけばいいのかという点です。
手形割引料の計算方法は、満額金額×満期日までの日数÷365日×手形割引率(%)で求めることが可能です。このときの割引率というのは、銀行の場合なら依頼人の信用度によって変わってきます。信用度が低いほど割引率は高くなるので注意しましょう。一方で取り立て手数料の計算方法は、概ね600~1000円程度(消費税別)となっています。
ほかにも手形割引について考えていく場合には、金利計算を考えることが欠かせません。考えるべきポイントとなるのが、表面金利と実質金利です。表面金利というのは、手形割引料を計算する際に使った割引率そのもののことを指しています。一方で実質金利の場合には、手形を割り引いて実際に受け取る金額から逆算したものです。ちなみに手形に関する金利計算は、支払い期日が銀行の休業日なら翌営業日までの日数を加算することになるので注意が必要です。
お役立ちリンク集
【手形割引】
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| ◆手形割引率の計算方法と相場について
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◆勘定科目「手形売却損」での手形割引料の計上方法
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