手形の様式には約束手形と為替手形の2種類があり、どちらも裏書をすることで約定支払日前に利用をすることができます。まず、手形とは満期日、いわゆる支払期日が到来した時にその券面を持っている人が振出人に対し券面を呈示して支払を求め、現金を入手することができる有価証券を指します。
手形は満期日を迎えるまでに人から人へ転々と譲渡されることがあります。ここでの手続きが裏書になり、大きく、権利移転効力、担保効力、資格授与的効力の3つの効果を持ちます。一方手形には裏書することができないものがあり、裏書禁止手形が該当します。具体的には、振出人が手形面上に「裏書禁止」もしくは「指図禁止」と記載した上で、手形面上に印刷済みの指図文句を二重線で抹消した形となります。因みに指図文句とは振出人が手形金を支払うことを約束した文章のうち受取人より後の裏書人を示す言葉を指し、予め手形面上に印刷されています。
振出人が裏書を禁止する理由は、万が一手形が支払えない事情が生じた場合に対処をするためです。手形が裏書譲渡によって広く流通をしている場合には振出人に大きな損害を与える可能性があり、例えば、原因債務が消滅したのに善意取得の第三者が現れた場合に振出人は二重に支払わなければならないリスクが高まることになります。
お役立ちリンク集
【手形割引】
◆手形割引とは|仕組み・銀行と業者それぞれで依頼するメリット
| ◆手形割引料(手数料)と計算方法について
◆手形割引の仕訳を解説
| ◆手形割引とファクタリングの違いについて
◆手形割引のメリットとデメリット
◆手形割引の会計処理と仕訳方法とは
| ◆手形割引料の意味とは?金融機関と手形割引業者の手数料の違い
◆優良な手形割引業者を見つけるときのポイント
| ◆手形割引率の計算方法と相場について
◆手形割引の支払い金利の種類と計算方法
| ◆手形割引料にかかる消費税の扱いはどうなる?
◆勘定科目「手形売却損」での手形割引料の計上方法
|◆手形割引を依頼するときに役立つ「印紙税」の知識
◆手形割引の依頼で印紙代は必要になる?
| ◆受取手形を手形割引するメリット
◆手形割引の会計処理「対照勘定法」と「評価勘定法」の違い
| ◆銀行で手形割引をするときの金利の相場とは
◆手形割引の手数料は「支払い期日までの日数」で変わる理由
| ◆手形割引なら支払期日までの期間が長い手形を有効活用できるワケ
◆手形割引の審査での「限度額(極度額)」とは?
| ◆個人事業主が手形割引業者を利用する方法
◆ネットで手形割引を利用するときは信頼できるサイトを見極める!
| ◆商業手形割引と審査のハードルについて
◆手形割引の相場を調べる方法
| ◆手形割引は即日利用ができるケースもある?
◆手形割引で知っておきたい手数料の種類と相場について
| ◆金融機関と手形割引業者で支払い金利の相場が異なる理由
◆手形を担保にする手形割引の特徴
| ◆グループ企業での手形割引と短期借入金の知識
◆中小企業が手形割引を活用している背景
| ◆手形割引の手数料の注意点
◆手形割引と手形貸付の仕組み
| ◆仕訳をするときに知っておきたい手形割引の手数料の考え方
◆手形割引の取立手数料とは?取立依頼の方法について
| ◆支払期日が金融機関の休業日の場合の手形割引の日数計算と計算例
◆手形割引の入金までの流れ
| ◆手形割引で知っておきたい「根保証」の知識
◆手形割引を利用するときの必要書類について
| ◆手形割引とファクタリングの違い
◆わかりやすい手形割引のメリットとデメリット
| ◆銀行視点で考える手形割引の与信リスクとは
◆手形割引で知っておきたい要件を満たしていない「白地手形」について
| ◆利息制限法の内容と手形割引への適用について
◆手形割引業者によって手形割引レートは違う
986,792円+送付代金=ご送金金額