日本では長らく、指名債権や手形での取引が続いてきました。これらは紙による取引のため紛失や盗難といった危険性もあったのです。
一方のでんさいは電子記録です。受取ってもわざわざ領収書を発行する必要はないのです。なぜなら、受取りはもちろん、発生記録や譲渡記録などすべての事項が電子債権記録機関の記録原簿に記録されているからです。
実際の譲渡の際にその債権が存在しなかった・二重譲渡されてしまったなどのトラブルが起こることはなく、手間やコストがかからないので安全性も確保されるシステムです。
これだけのメリットがあるにも関わらず、でんさいの普及率はまだまだ低いです。会社をでんさいを使用したシステムに変えるための手間もありますし、何より紙という形で受取る従来のやり方に安心感を覚えていて、電子記録だけという新しいやり方を未知の物として受け止めているからです。ですが、さまざまな場でその名を聞くようになり少しずつ広まってきてはいるでしょう。
でんさいネットに参加する金融機関の数も増えてきているので、いつでもすぐに申し込みすることは可能です。今のところは、登録しても相手先が登録していないので利用できないという会社が非常に多いのです。
お役立ちリンク集
【手形割引】
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