売買などで商品を売った場合には、売主は買主に対してその支払いを請求することができ、現金による弁済を受けることが一般的になるのは言うまでもないです。ただ特別な商品やまとまった個数で購入するケースもあり、その分だけ金額が嵩むケースもあります。
特に企業間の売買取引においては、金額が高額になることも多く、その支払いで手形を活用することも多いです。つまり買主は、その売買による支払いを手形で行うケースがあります。
売主が現金に代わって手形で受け取りを行うことになりますので、受取手形と呼ばれます。商取引では手形を利用するのが慣例にもなっているので、売主が手形を受け取った場合には帳簿上では受取手形勘定に仕訳を行います。
手形を他社から受け取ると帳簿上の仕訳では借方勘定科目には受取科目と記載し、そこに借方金額を記入します。一方では貸方勘定科目には売掛金の決済になりますので、そのまま売掛金と記載し、そこに貸方金額に借方金額と同じ金額を記載するのが流れになります。
なお摘要の欄には、受取手形にはナンバーが付されているため、その数字を記載しておきます。もっとも理解しやすくするためには、売掛金の回収が出来たことを記載しておけば、その意味を把握することが可能になります。
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