受取手形は銀行に持ち込んで換金することができるだけはなく、自らの支払いのために受取手形を他の人に譲渡することができますが、これを「裏書手形」といいます。銀行が発行する手形の裏面には、前もって裏書のために記名押印する欄が設けられており、裏書するためにはその欄に受取人が記名押印することになります。メリットは手数料なしで実質的に賃金化できるという点で、賃金化する方法は手形を銀行などに売却して現金化する手形割引があり、これは売却の際に手数料が取られてしまうといったデメリットがありますが、裏書の場合はそのまま譲渡するので額面通りの金額を手数料なしで決済することが可能になります。裏書の注意点は、手形を譲渡したとしても万が一その手形が不渡りになった場合は手形の当初の振出人に成り代わって金銭の支払いをしなければならなくなるという点で、手形を他人に譲渡した場合でもまったく支払い義務がなくなるわけではなく、手形が無事に換金されるまでは責任を負うことになってきます。仮に余計な記載や不備、印鑑が紙からはみでている、印鑑が重なっているなどの場合でも、その手形そのものが無効になることもあるので注意が必要になります。
お役立ちリンク集
【手形割引】
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◆手形割引のメリットとデメリット
◆手形割引の会計処理と仕訳方法とは
| ◆手形割引料の意味とは?金融機関と手形割引業者の手数料の違い
◆優良な手形割引業者を見つけるときのポイント
| ◆手形割引率の計算方法と相場について
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◆勘定科目「手形売却損」での手形割引料の計上方法
|◆手形割引を依頼するときに役立つ「印紙税」の知識
◆手形割引の依頼で印紙代は必要になる?
| ◆受取手形を手形割引するメリット
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