受取手形の領収書の書き方は、基本的には現金を受け取ったときに書く領収書と変わりません。まず、日付欄には手形を受け取った日を記入しなければなりません。支払日ではないので、誤った日付を書き入れてしまわないように注意しましょう。
次に、金額については取引金額をそのまま記載し、税抜や消費税額などの内訳の記入欄がある場合はそこに各金額を記入します。欄が設けられていない場合は、摘要欄か書面の空いている場所に記入すると良いです。そして、作成する領収書が受取手形のものであることを示すために、但し書きの欄などに日付つきで受取手形で受領したことを示す一文や手形の番号、支払場所、支払人、支払期日などを入れておきましょう。
残りの欄の書き方は一般的な領収書と一緒で、宛名の欄には受取人の氏名または会社名、発行者欄には作成した個人の氏名もしくは法人名・住所・連絡先を記載します。頻繁に作成する機会がある場合は、発行者欄を予め印字した領収書を作っておくと良いです。なお、受取手形の領収証書も印紙税法上における売上代金の受取書に該当するため、記載する金額に応じて決まる印紙税額分の収入印紙を貼らなければなりません。高額の取引が行われることがある場合は、あらかじめ収入印紙を用意しておきましょう。
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